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意識高い系(笑)はSNSによって生み出される。『「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー』 ベスト新書

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「意識高い系」という病書籍

「意識高い系」という病

意識高い系。

自分磨き、自己啓発、人脈形成に勤しむ、その名の通り意識の高い人たちのことを指します。

それと同時にネット上で生まれたネットスラングが「意識高い系(笑)」

今さら言うまでもありませんが大学生頃から発症しがちな、努力する方向がズレていて傍から見ると滑稽に映る人たちのことです。

リア充自慢、学生団体、有名人と知り合い、イベント参加、極論発言。

だいたいこういったキーワードが意識高い系(笑)に付きまとってくるわけですが、この種類の人たちにも必ずここまでに至った理由や経緯があるはずです。

それを分析してまとめたのが「「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)」です。

Contents

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ここが面白かったポイント

意識の高い学生の可視化

意識の高い学生がこぞって行うのがSNSによるイベントの企画。企画によって人脈を広げてさらに自分の実績を増やしていく。

またSNSにて自分にとって心地の良い空間を作り出し、自分に反対する声をブロックによって排除していき空間をさらに広げていきます。そして偏った発言をして自分たちの狭い世界の中で盛り上がりをみせます。

こうして意識の高い学生はSNSから現実世界にまで飛び出してくるというわけです。

そして次の様な特徴的な言動が目立ってきます。

特徴的な言動7選

学生団体をとにかく立ち上げる。

もはやあるあるの領域に達した学生団体発足活動。作った団体を通じて、就活支援や会社訪問、OB招待をする。だいたい総合商社の人がお呼ばれされるおまけ付き。

プロフィール全部盛り

自分の趣味から愛読書、尊敬する著名人から座右の銘とこれでもかとモリモリプロフィール。この属性の人たちは盛って盛って盛りまくって長い方がいいらしい。

長い前置き自己アピールからの質問

質問に行き着くまでに、「○○大学の○○です。」「本日は貴重な〜ありがとうございました。」「自分も御社の方針には〜」とどうでもいいことを2~4語話してからのしょうもない質問。

これは実際に私が就活してたころにも遭遇しました。司会者が大学名は言わなくてもいいと事前に言ったにも関わらず、大学名を発言する愚かな質問者はたくさんいました。

SNSでの意識高い発言

「グローバル」「ベンチャー」「スタートアップ」「イノベーション」カタカナ発言のオンパレード。

人脈自慢

著名人とTwitterで話したぐらいですでに友達になってるつもりの学生多数。

前のめりな学生生活

イベント参加!インターン!海外ボランティア!バイトリーダー!副部長!笑

人を見下す

極論寄りになるからか周りを見下しがちな人は多いです。何様でしょうか笑

セルフブランディングツール

セルフブランディングとは自分自身をブランド化することです。ブランドにすることで自分の市場価値を高めようという考え方です。

本書ではブランディングツールとして以下を挙げています。

  • 人脈
  • 書籍
  • メディア露出
  • 服装・髪型
  • 文房具・デジタルガジェット
  • イベント主催
  • 読書
  • 名言
  • メール攻撃

人脈・名言はまだ分かりますが、読書までセルフブランディングツールに成りうるってほんとに何でも使いますよね。

「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤローまとめ

前半では第1章に意識高い系の分析、第2章にセルフブランディングについて語り口調で称されています。

後半からはTwitterやFacebookなどのSNS、キュレーションや各年代ごとの自分磨き事情について切込みを入れていて最後まで飽きずに読むことができます。