習慣への科学的アプローチ。「仕事・お金・依存症・ダイエット・人間関係 自分を見違えるほど変える技術 チェンジ・エニシング」

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書籍

誰しも自分を変化させようと努力したことがあるでしょう。

しかし行動を変えようと思っても何故か上手くいかない。続かない。というよりも習慣になってしまった行動を変えることが苦痛だ。そんな経験お持ちでないでしょうか。

今回読んだ「仕事・お金・依存症・ダイエット・人間関係 自分を見違えるほど変える技術 チェンジ・エニシング」は習慣を変えようと決心したにも関わらず失敗してしまう理由に科学的にアプローチする内容です。

変化を起こすためにどうすればいいのか。一部を抜粋して紹介します。

Contents

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意思のせいじゃない

多くの人は自分の習慣を変えようと試みて失敗してしまうと「自分の意志が弱い」からだと思いがちです。意思が弱いからできない、意思が強かったから最後まで継続できた。

これを本書では「意思の力の呪縛」と呼んでいます。

禁煙中にタバコに手を出した・貯金を途中でやめた・勉強中だけでちょっとマンガを読む・衝動買いをついしてしまった。これらの失敗をしたときに「自分の意思が弱かったから」という理由にしてませんか。

もし本当に意思が弱いとするなら、意思が強い人はどうなんでしょうか。人それぞれの意思の強い弱いというのは生まれつきのものでしょうか。

スタートしたときは誰しもやる気や意思に満ちあふれているはずです。ただ長く続いていないだけです。それなのに意思のせいにしてしまう。これが「意思の力の呪縛」です。

変化を継続できないのは意思が弱いからではありません。友人の誘いや自分の欲求、環境からの影響といった外部からの影響力の強い誘惑によるものです。

発生源を6つに分ける

本書では自分に影響力を及ぼす発生源を6つに分けて紹介しています。

  1. 「個人×モチベーション」
  2. 「個人×能力」
  3. 「社会×モチベーション」
  4. 「社会×能力」
  5. 「構造×モチベーション」
  6. 「構造×能力」

下にいくほどに影響力は強まっていきます。

たとえば例として衝動買いをやめたいと考えているとします。

まずは個人レベルで自分の意識をコントロールします。どういったときに衝動に駆られるか意識します。意識するかしないかで飛躍的に継続できるか変わってきます。

次に自分に果たしてどれだけのお金があるのかを把握します。払える能力がどれだけあるのか。知ってさえいれば無駄遣いを減らせます。これは「個人×能力」にあたります。

社会レベルになると無駄遣いしがちな友人と一緒にいるかどうかです。行動を共にするとそれだけ衝動買いをする確率は飛躍的に高まってしまいます。給料が入って懐が暖かい間はそんな友人を避けるだけでも衝動買いは避けられます。

「社会×能力」には友人と一緒にいる際に無駄遣いをしないタイプの友人を誘うことです。誰かが衝動買いをしそうになってもストッパーになる可能性が生まれます。

「構造×モチベーション」には買い物に行く際にクーポンは持っていかないことです。ついつい必要のない余計な買い物を防げます。

最後の「構造×能力」としてはクレジットカードを使わずに現金払いに変えましょう。口座からの引き落としと目の前のお金はなくならないのでお金を使った実感が薄いです。現金だけを持っていくと思いとどまる確率は高まります。

こうして1つ1つ影響力のある物・環境を段階ごとに変えていくことで自分の習慣への悪影響を減らすことができます。

仕事・お金・依存症・ダイエット・人間関係 自分を見違えるほど変える技術 チェンジ・エニシングまとめ

  • キャリア
  • ダイエット
  • 健全な家計
  • 依存症
  • 人間関係

本書にはさらに上記の内容に対して6つの発生源からの詳細な行動例が示されています。どれもが行動科学からの解決アプローチであり具体性があります。霊的でスピリチュアルな観点の内容ではなくしっかりと使える技術です。

何か習慣を変えたいけど続かない。そんな人は継続するためのヒントを本書から得てください。