多くのブロガーさんが勧めている書籍「アイデアのつくり方」を読んでみました。ページ数は100ページちょっとでサクッと読めてしまう上に、現代でも通用するアイデア作成術が学べるということに惹かれました。
Contents
ざっくり言うとこんな本です
原作「A Technique for Producing Ideas」の著者であるジェームス・ウェブ・ヤング氏が仕事先から、アイデアをどのようにして手に入れたのか?という質問に対して答えていく形で説明されています。
アイデアはパッと降ってくるものではなく、製品を製造するように一定の流れのもとで作られていて、「操作技術」を学び、修練することこそがアイデア作りの秘訣であると回答しています。
他の本に比べるとこれがすごい
「操作技術」=アイデア作りの公式を5つのステップに分けて明確に提示しています。といっても特別難しいことではなくすぐに実践できることばかりです。
広告のアイデアは、製品と消費者に関する特殊知識と、人生とこの世の種々様々な出来事についての一般的知識との新しい組み合わせから生まれてくるものなのである。
特殊知識とは売りたい製品そのものの知識やターゲットにする人々の知識のこと。一般的知識はここでは人生全ての経験や体験、知識のことを指します。
アイデアは製品に関する深い知識と、普段から生活や経験などの知識が重なり混ざり合うことにより生まれます。
つまり専門知識を縦方向と捉えて、普段目にするニュースやネット記事、実体験から得られる知識経験を横方向と考えればその組み合わせの数は無限大です。多ければ多いほどアイデアの可能性は広がるということです。
アイデアのつくり方のまとめ
アイデアを出すためのテクニック本というよりも「原理」を訓練することに重きを置いた内容です。
アイデアをバンバン出せる人はこの本の内容を当たり前に実践できる人だと思います。その当たり前を改めて文章でちゃんと確認することができる本です。